眼科専門医試験対策ブログ

自分用のまとめ

網膜

【専門医試験対策】多発性極部網膜色素上皮症状(MPPE)

多発性極部網膜色素上皮症状(MPPE)についてです。 MPPEは基本的にCSCがいっぱい出てくる、CSCのヤバイ版というイメージです。 CSCと違って漏出点が多数あり複数箇所出てきて、両眼に病変を生じます。アーケード血管より周辺部にも漏出点があることがあるので…

【専門医試験対策】中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)

中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)について CSCは脈絡膜血管の透過性の亢進が疾患の根底にあって、RPEの血液網膜関門が二次的に破綻することで網膜下に水が溜まる疾患です。 基本的なことを羅列すると 30〜50歳代の男性に多い 症状は変視、中心暗点、小視、色覚障…

【専門医試験対策】網膜内血管腫状増殖(RAP)

網膜内血管腫状増殖(RAP) 網膜内血管腫状増殖(RAP)は滲出性AMDに分類される特殊型です。ですのでここ数日解説している①典型AMD, ②PCV, ③RAPの3種類を理解出来れば滲出性AMDがざっくりわかったことになります。 今までの典型AMDやPCVでは脈絡膜から新生血管が…

【専門医試験対策】ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)

本日は滲出性AMDの一つであるポリープ状脈絡膜血管症(PCV)について解説します。 まず状態を理解するために眼底所見とOCT所見のシェーマを書いてみました。 まず左の眼底所見を見ていただくと、乳頭の近くに異常血管の網が形成されて、その先にポリープのよう…

【専門医試験対策】加齢黄斑変性症(AMD)

加齢黄斑変性症(AMD)には大きく分けて滲出型と萎縮型AMDがあります。 日本では萎縮型AMDが少ないと言われています。 滲出型AMDには典型加齢黄斑変性症、ポリープ状脈絡膜血管症(PCV)、網膜血管腫状増殖(RAP)の3種類があります。 本日は特に典型加齢黄斑変性…

急性帯状潜在性網膜外層症(AZOOR)【専門医試験対策】

急性帯状潜在性網膜外層症(AZOOR)について 疫学 AZOORは近視の若年女性に好発します。 症状 両眼性と片眼性どちらもあり、症状は急性の区域性の暗転や光視症を伴います。 具体的には視界の一部が急に見えなくなった、眼をつぶっても光がチカチカするなどとい…

ドルーゼンとは

本日はドルーゼンについてまとめようとおもいます。ドルーゼンってAMDと関連するくらいしか知らなかったのでしっかり勉強しなおしてみました。 そもそもドルーゼンは眼底にみられる黄白色の小円形隆起病巣のことを言います。 代表的なドルーゼンには硬性ドル…